部下には気持ちよく働いて、最大の成果を出してもらいたい…
でも何故か部下を叱ってばかり…
こんなリーダーは意外と多いもの。
気持ちはわかります。
ですが、成績が出せない部下にきつく当たってしまうと
さらにその部下が萎縮してしまい、成績が悪化する。
いわゆる悪循環に陥ります。
また、成績の悪い部下は、悪いところばかりが目に止まり、
褒めたくても褒めることが見つからない…ということもよくあります。
今回の記事では、具体的な部下の褒め方、伸ばし方にフォーカスをあてて
そのやり方を徹底解説していきます。
この記事を読み終えると、褒め上手なリーダーになることができます。
母が今でもやってくれている究極の褒め方
あばたもえくぼという言葉がありますが、好きな人、好感を持ってる人であれば
褒めるのもそんなに難しいことではないかもしれません。
私の母は、私のことを52年間「こうちゃんは優しくていい子」って褒め続けて育ててくれました。
悪さをして学校に呼び出されようが、悪い成績をとろうが、
52年間いつも褒めて育ててくれたんです。
毎日朝晩欠かさず、故郷の母と電話で話してますが、
いまもこの「褒め」は続いてます。
毎日毎日、朝晩電話する度に褒めてくれるんです。
これこそ究極の「褒め」だと思います。
部下の褒め方
ですが、会社の中では正直言ってあまり肌があわない部下もいますよね。
それと利害関係のない気楽な友人関係だったらウマがあいそうな人でも、
会社の中では成績の悪い部下を好感をもって接する感情が薄れてしまいがちです。
人付き合いというのは映し鏡のようなもので、自分が相手のことを嫌っていると、
同じように相手も自分のことを嫌いになっていき、
心を通わせることができなくなります。
心が通ってない人から忠告されても反発心ばかりが増して悪循環に陥りますよね。
それで、どうしたら部下のことをもっと褒めてあげれる自分になれるだろうかと考えてみました。
母はず~っと私のことを関心を持って見守ってくれてます。
母が38度以上の高熱でうなされているときも、
「こうちゃん風邪ひかないようにネ」
って。
自分が高熱を出してるのに私のことを気遣ってくれているんです。
その母の愛情を想った時、褒めるには相手のことに関心をもつって大切だなぁとしみじみ思いました。
だって、相手のいいところ、好感がもてるところを知らないと褒めようがないですものね。
それでいざ、部下のほめる材料を思い浮かべてみたんですけど、
情けないことに思い浮かぶ材料の乏しいこと。
褒める材料の集め方
それで自分で褒める材料を探し始めると同時に、
営業所長に月に1~2回幹部会で集まる時に、
部下の褒める材料をメモして持ってきて下さいってお願いしました。
すると、身近に毎日営業員と接してる営業所長も、
褒める材料を持ってないことに気がついたんです。
部下の欠点、問題はたくさん言えるのに、
褒めることはあまり思い浮かばない現実に気がついたんです。
褒める材料が思い浮かばないということは、褒めてあげれてない、
ということに気がついたんです。
支店長に部下の褒める材料をあげなくてはという宿題が、
今まで褒めることに目を向けてなかった営業所長の意識と行動を
大きく変えていきました。
褒めることを日常化する
なにか褒めてあげれることはないかという意識にスイッチが切り替わって
部下と接していると、今まで気がつかなかった部下のいいところが
たくさんみつかりましたって、次々と報告があがってくるようになりました。
そして、褒める材料をみつけると同時に、具体的に褒めることが日常化してきたんです。
褒められた部下は元気が出て、自分のことを褒めてくれた所長を見る目も変わっていき、
会議でもメンバーの前向きな意見がどんどん出るようになっていきました。
今、褒めることの大切さを知った私や営業所長は、「褒めネタ帳」というものを作成し、
お互いの日常の気づきから得た部下の褒める材料を情報交換し、
部下と接する際の共通の宝ものとして大切に活用しています。
まとめ
いかがでしたか。
私のマネジメントの根底をなすものは、まさに「部下への純心な関心」です。
純心というくらい見返りを求めようとか、部下から良くみられようとかというような
邪念は一切ありません。
本当に部下に関心があるからこそ、細部に気がつくようになるのです。
「純心な関心」があなたのチームを強くします。
小さな行動から始めよう!
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どう行動しようと思ったのかを具体的に
書いてみてくださいね。