大切な19の気づき

事前情報がリーダーの目を狂わせる

人を色眼鏡で見てしまう…

こういうことって起きやすいものです。

今回の記事では、様々な情報によって相手の
能力や状況を見誤らないようにする考え方を学びます。

この記事を読み終えると、あなたには、
部下の本当の才能が引き出せるようになります。

ヒステリックなお母さんが急増している


めて子供を産んだ母親学級で、こんなお話を聞きました。

可愛さあまりに子供の一挙手一投足に意識を集中しすぎて、
赤ちゃんが意のままにならないときは、
どうして私がこんなに可愛がってあげてるのに私のいうことが聞けないのって、
ヒステリックになるお母さんが増えてきてます。

どうか赤ちゃんの成長を、気持ちに余裕を持って見守ってあげてください。

この話を聞いたときに、「集中とリラックス」という表題の
世界的に有名な心理学実験のことを思い出しました。

説明に入る前にこの動画を見てください。

白い服を着たチームが何回パスを通せるかパスした回数を数えてください

その実験というのは、50人のグループを二つ作って、
それぞれのグループに同じバスケットの試合をスクリーンに映して見せて、
試合の間にゴリラの大きなぬいぐるみをスクリーンの中央で横切らせ、
試合が終わった後に、ゴリラのぬいぐるみが横切ったのに気がつきましたかと聞いたら、
50人全員が気がつきましたと答えました。

同じ試合を見せたもうひとつのグループにも、ゴリラを横切らせたんですが、
ひとつだけ条件が違うのは、バスケットの試合でパスが何本通ったか
正確にカウントして下さいという宿題を出したんです。

試合が終わってゴリラが横切ったのが気がつきましたかと聞くと、
50人中半分以上の人が気がつきませんでしたと答えたそうです。

これは、パスが何本通ったかということに意識がとられすぎて、
ゴリラが横切ったという大きな変化にまったく気がつかなかったということなんです。

上記の動画を見てあなたはゴリラの存在に気づけましたか?

A君の事前評価情報と実際の違い

業所長になりたての頃、前任の所長に人事の引継ぎをいただきました。

そこには一人ひとりの寸評が書いてあって、
その中の一人に小学校のPTAの会長をやってるA君の寸評がありました。

そこには、A君はPTAの会長などプライベートに奔走して、仕事を疎かにし
マイナス発言などでチームの足をひっぱる要注意人物と書かれてたんです。

着任して数日後の出来事。そのA君が私の机のところに来て、

所長、今日は残業でミーティングがあると聞いたんですけど、
私PTAの会長をやってまして、今日PTAの会合があるので残業できません。
定時に帰らせていただきます!

って、有無を言わせなぞという強い口調で言ってきたんです。

それを聞いた私は、

浅井浩一
「A君PTAの会長やってるんだってね。
すごいね~、PTAの親御さんはわが子可愛さでいろんな主張が飛び交うんでしょ。
それを会長として取りまとめるって大変だよね。
それを一生懸命やってるAちゃんすごいなぁ。
もちろん定時に帰っていいよ。遠慮しないで、頑張ってね。」

って返事を返したら、
A君はびっくりした顔をして私の目を見て、仕事も疎かにしません。

「ありがとうございます!」

って帰っていきました。

その後のA君におきた見違えるような変化

れからA君はほんとに仕事を頑張ってくれて
全国に何千人もいる営業員の中でトップ5に入る活躍で表彰されたんです。

A君のお祝いの席でお酒をついで、おめでとうって言うと、
A君は大粒の涙を落としながらこうつぶやきました。

「所長ありがとうございます!自分は仕事を疎かにするつもりはなかったんですけど、
前任の所長からはプライベートと仕事がどっちが大切なんだと
しばしば叱責されて落ち込んでたんです。

所長の励ましで仕事をいちから頑張りなおそうって元気が出たんです。
ほんとにありがとうございます。」

A君の大粒の涙を見ながら、あ~、A君のことをPTAの会長に奔走し、
要注意人物という引継ぎに書かれた文字に意識を奪われて、
その先入観でA君に接しなくてほんとによかった

A君と時間をかけてやりとりする中で、
A君に必要なものを自分の目で確かめてからいろいろな話をすればいい。

あの時かりかりせずにリラックスした気持ちでA君と接することができて
ほんとうによかったと、しみじみ思いました。

この時の教訓を胸に、部下と接する時は目先の成績の良し悪しに意識を奪われて
その子の成長の芽を摘むことのないように
寄り添い、見守る心を大切にしていきたいと思います。

まとめ

かがでしたか。

他人の評価を信じすぎると先入観で部下の問題や能力を見誤ってしまう可能性が高いです。

リーダーであるあなた自信が部下に寄り添い、純心な関心を寄せ、
長い目でじっくりと部下を育てていかなければ本当の成長はありえません。

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