なんとなく部下に指示を出し、なんとなくの成果が上がる…
圧倒的な結果を出すチームを率いるリーダーは
常に意識をして行動指示をする。
何をするにも目的があり、そこに至る道がある。
今回の記事では、目的意識をしっかりもって行動することの大切さ
を事例から学び、リーダーとしての重要な考え方が身に付く。
まずは部下とのやりとりの会話からみていこう。
データ分析が得意なA営業所長とのやりとり
とてもデータ分析が得意な部下がいます。
部下の査定の時も彼は、きめ細かくデータを分析し、
偏差値をつけて部下の評価をいかにしたかを説明してくれます。
そこで私は部下に問いかけました。
山田君のことが気になるといいながら、山田君のことをみてあげれませんでした。
目的意識をしっかりもって行動することの大切さ
こうして丹念に事実を確認しながら、A所長にデータをなんのために分析してるのか。
なんの目的をもって使うのかをわかるように会話してます。
「私がなぜ、細かくデータ分析ばかりして、部下の育成にまったく役立ってないじゃないか。」
とA所長を叱責せずに、時間をしっかりとって会話をするのか。
それは、私にとって一番大切な仕事は、A所長を育成することにあるからです。
私の目的意識がそうさせてるわけです。
上司と部下は映し鏡。
私がA所長を、部下のなにをみてるんだって叱責すると、
A所長は部下に、やる気があるのかって叱責する。
私がA所長に丹念に事実を確認しながらわかってもらえるように会話をすると、
A所長も部下とそうしてコミュニケーションをしなくてはという思いをもってもらえるようになる。
目的意識をしっかりもって行動することの大切さは、みんな頭でわかってます。
ところが私がみてるものは、新製品活動の成績という結果だけ。
所長がいかに部下を育成して、優れた成績を出したかを私がみてあげなければ、
所長も結果ばかり追い求めるマネジメントに終始するでしょう。
もしA所長のような目的意識が変容してるケースを見た場合は、
いつも私のマネジメントのありようが彼らに投影してるのだと自己反省し、
自分のマネジメントのありようを点検するようにしてます。
目的意識を持って目標実現にむけて邁進するのは、最後は自分との戦い。
このことも部下にわかっていただけるよう、
自らと戦うことを部下に見せていきたいと思います。
ピーター・ドラッカーの言葉
「哲学という言葉を安易に使いたくない。できればまったく使いたくない。しかし、自己管理による目標管理こそ、マネジメントの哲学たるべきものである」by ドラッカー
まとめ
いかがでしたか。
私のマネジメントの根底をなすものは、まさに「部下への純心な関心」です。
純心というくらい見返りを求めようとか、部下から良くみられようとかというような
邪念は一切ありません。
本当に部下に関心があるからこそ、細部に気がつくようになるのです。
「純心な関心」があなたのチームを強くします。
小さな行動から始めよう!
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どう行動しようと思ったのかを具体的に
書いてみてくださいね。