大切な19の気づき

取引先の満足に集中することで起こった奇蹟

お取引先の満足に意識を集中させる。

絶対にまずやるべきはこれ。

これに集中すれば、結果的に利益が自分のもとに返ってきます。

多くの人が欲しがる自分の利益は最後。

結果としてやってくるものです。

相手の満足に意識を集中させて、ピンチをチャンスに変えた経験談をお伝えします。

この記事を読み終えると、忘れがちなお客様の満足に意識を集中させることの
大切さが理解できます。

人生で最悪の一日

しい支店に着任して間がない頃、最も重要なお取引先のトップに部下とセールスに行きました。

私は数字が苦手で説明がへたくそなので、提案は部下に任せて横でやりとりを聞いていましたら、
説明の途中にトップの方が私の目を見据えて、

「浅井さん、申し訳ないですが私たちは御社の商品はアウトオブ眼中なんです

と凄みをきかせて言われ、おもむろに最新の経営会議の資料を持ってこられ、
その資料を見せてくださいました。

私たち経営陣の最も重要な関心事はこの3つです。

といって資料をぱらぱらめくり、
どこまでめくっても御社の商品に関心を示すような議題はないでしょと、
念を押すように言われ、
とうとうと私たちの自信の商品の説明をしていた部下も私もすっかり意気消沈してしまい、
すごすごとその会社を後にしました。

今思い出しても悪夢のような一日でした。

大きな変化への一筋の光明

社に帰って気を取り直し、先方の経営の最重要関心事のひとつに、
接客姿勢の向上という文字があったのを思い出し、
そのニーズに我々ができることはないかとみんなで真剣に話しあったんです。

その翌日から、営業でお店周りをした時に、その店舗の従業員の方々へ、
このお店の皆様のお客様への明るい対応に、ほんとに感激しました。

オーナーの従業員さんが明るい挨拶をされてみんなが協力し合えてるから、
お客様へも心から笑顔で接することができるんですね。

本当に勉強になりました。

そうやって私たちの商品の売り込みの話は一切せずに、
接客の素晴らしさ、大切さだけに関心を集中させたんです。

そして今まで自分たちの商品の販促に使ってた経費を使い、
勉強させていただいたお礼に、従業員さんの休憩の時のお茶うけにと、菓子折りと、
感激した旨を書いたメッセージを添えてオーナーの方にお渡ししてまわりました。

数ヵ月後にその話が回りまわって先方のトップの方の耳にはいり、
次にお会いした時は忙しい中、本来なら10分くらいの商談時間しかいただけないのに、
2時間も自分たちが大切にしたいこと、力を入れたいことをお話しして下さいました。

私は感激し、ほんとにいい話なので感動で涙を流しながら必死でメモしながら、
トップの方にこう言ったんです。

本気で伝えた無茶なお願い

「自分だけ聞くにはあまりにももったいないお話しなので、
是非わが社の幹部会で今私に話して下さったことを話していただけないでしょうか」

と懇願しました。

全管理職にお話をいただいた後、双方の幹部で懇親会が催され、
先方の幹部の方もくだけた会話をしていただき、
その懇親会はものすごく盛り上がりました。

それから数日後、わが社の従業員発表会の予選があるんですけど、
見学に来ませんかとお誘いの電話をいただき、
もちろん喜んで見学させていただきました。

その発表会はほんとに感動の発表会で、従業員の方がここまでお客様のことを
想い仕事をされてるのかと驚愕と感動で涙がでました。

私の涙をみて、先方のトップは、実は私もはじめて彼らの発表会を聞いたときは
浅井さんと同じように感動で涙が出たんですよって、
私の目を見てにこっと微笑んで、私の手を固く握りしめてくださったんです。

異例の大抜擢と感動のフィナーレ

れから数日後、2万人の従業員の頂点を極める決勝大会の審査員席に私は座っていました。

従業員の熱気で沸き立った会場で、私は今までの歴史上、
外部者の立ち入ったことのない会場に唯一招待され審査員までやらせていただき、
決勝大会の総評までやらせていただきました。

私の挨拶の終わった後、従業員さんからのあふれんばかりの拍手に包まれ、
従業員さん達が、私たちの商品を売ってやろうじゃないかの大号令で、
日本一の成績がとれ、感謝しなくてはならないのは私たちのほうなのに、
こんなに大きな拍手で包んでいただいて、ただただ感謝で、
ありがとうございます、ありがとうございますの気持ちで目頭が熱くなりました。

まとめ

かがでしたか。

自らの利益は後回し。

取引先の満足に集中したことで、キセキが生まれました。

失った信用を取り戻すことは難しいですが、

自らがつくりあげた相手との信頼関係は実に強固なものです。

その人生においてとても重要な信頼関係を一生涯続けられるように

わたしたちが提供する商品は相手の満足に足りうるものでなくてはなりません。

商売の基本である、

「会社の商品・サービスはお客様の問題解決になるもの」

お客様の現在の問題を考え、お客様の利益第一の提案をし続ければ、どんなピンチにも自然と光が見えてくるものです。

あなたはこの記事を読んでどう考えましたか?光が見えましたか?

小さな行動から始めよう!

メント欄にこの記事の感想とあなたがこの記事を読んで

どう行動しようと思ったのかを具体的に

書いてみてくださいね。

-大切な19の気づき
-, , , , , , , , , ,

© 2024 信頼のリーダーシップ