大切な19の気づき

最年少営業所長に抜擢された私を待ち受けていた現実とは

リーダーになったけど、年上の部下が言うことを聞いてくれない…

こんなことって現場ではよくあることですよね。

この記事では、私の経験から気づいた部下から信頼されるリーダーになる

コツを紹介します。

この記事を読み終えると、理想のリーダーとはどういう人物なのかが明確になります。

営業経験のない私を営業所長にする賭け人事

年少の営業所長に異例の大抜擢をされた私は、
と言えばすこぶる聞こえはいいですが、
営業経験のまったくない私が営業所長に抜擢されたわけは、
仕えてた上司がものすごい大物上司だったからなんです。

後に営業で好業績をあげはじめた頃に、抜擢してくれた上司が

「ひょっとしたら営業現場に変革をもたらしてくれるかもしれない。お前の仕事ぶりをみてカケに出たんだ」

と私に語ってくれました。

私の人事はまさに「カケ」だったわけです。

そんなこともつゆ知らず流行る気持ちで営業現場に着任した私は、
すぐに現実に目が覚まされました。

営業経験がまったくないわけですから、まず、営業員が話してる言葉が全然わからないんです。

歓迎されない歓迎会

任2日目に営業所の建物の中で、
ピーナツとかするめイカの乾き物を用意して歓迎会を開いてくれました。

その席で私は、営業員の部下の一人ひとりに

「よろしく頼みますね」

って挨拶しながらビールをついでいきました。

二人目にビールを注ぎながら

「よろしく頼みますね」

って語りかけたら、部下から返ってきた言葉は

「なにを頼まれるんですかい?」

って怒気のあるせりふだったんです。

その言葉を聞いてふと我にかえると、
部下の私を見る目は、

ど素人の若造に営業現場がなめられてたまるか

っていう張り詰めた空気だったんです。

部下に成長のきっかけを作ってあげるどころか、
営業のえの字もしらいない私は途方にくれ、
一気に気持ちが落ち込んでいきました。

母からの手紙から学んだ理想のリーダー像

い気持ちで着任前に渡された営業用語の基礎知識という
新入社員用の冊子を読んでいる数日後に、
母から一通のお祝いの手紙が届きました。

その手紙には、

「こうちゃんおめでとう」

っていうお祝いの言葉の後に、

「一人で偉くなったと思ったらいけないよ。
こうちゃんのもとで頑張ってくれてる部下の方に感謝して働くんだよ。
建物の中で踏ん反りかえってたらだめだよ。率先して動くんだよ。
たくさん歩いても足が疲れにくい靴をみつけましたので送りますね。」

その手紙と一緒に送られてきた、一足の靴。

病弱な母が深夜遅くまで一生懸命働いたお金で買ってくれたその靴を見た瞬間、
涙がとめどもなくぼろぼろこぼれ落ちていきました。

翌日から母が送ってきてくれた靴を履いて、
営業所の片隅にとめてあった古ぼけた自転車に乗って、
一店一店お得意様回りをはじめました。

毎日何十キロとお取引先のお店回りをはじめたんです。
この時の自転車でお得意様回りをする習慣は、後に支店長になった今も続けています。

十数年前に母が送ってきてくれた靴は、現在も私の支店長室に大切に飾っています。

リーダーは最前線に立つ! この靴に毎朝お礼し、元気よく現場に飛び出して行きたいと思います。

まとめ

かがでしたか。

「Leader」とはまさに「指導者」であり「先導者」です。

部下の前に立って、自らが率先して行動をすることにより

部下から信頼される上司になれます。

お客様のもとを訪れることにより、様々な発見や問題なども
見つけることが出来ます。

部下を走らせて、報告だけを会社で聞くような
まさに「コックピットにいすわるリーダー」にならないよう
先頭を走り続けるリーダーでありたいものです。

小さな行動から始めよう!

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どう行動しようと思ったのかを具体的に

書いてみてくださいね。

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