大切な19の気づき

落ちこぼれで引っ込み思案な私が大きく変われた出来事

なかなか結果の出せていない部下を変えたい!

ほとんどのリーダーが部下に対してこのような思いがあると思います。

ときには強く叱って無理やり行動を変えようとして、
なかなか結果が出ていないリーダーも少なくはないでしょう。

この記事では、私自身が経験した

「自分が変われたきっかけ」と「その経験を元に部下にしていること」

をお伝えしていきます。

最後までお読みいただければ、強いチームを作るために必要な考え方が身につきます。

取り柄もなく自信がなかった幼少期

は3歳の時に両親が離婚し、生き死にの長期入院を繰り返すほどの病弱な母が、
深夜遅くまで洋裁仕事で夜なべをして暮らしを建て、
味噌や醤油にこと欠くくらい貧乏でした。

母が入院中は田舎の祖父母のもとに預けられることもしばしばあり、
3、4歳の幼子の時分ですから母の温もりが無性に恋しくて、
月明かりの下で、凍りつくような寒空で頭の上に雪が積もっても、
外で母の迎えを指折り数えて待つ寂しい思いもしました。

だけど生きるか死ぬかの瀬戸際の中でも母は私に毎日のように手紙を書いてくれて、
その手紙には必ず「あなたが宝物」と書かれており、
今思えば、母は命がけの愛情で私を育ててくれたんだという感謝の気持ちでいっぱいです。

勉強のほうはからっきしで、
小学生にあがる時に、いちから十まで声に出していえないほどの学力で、
入浴時に十まで言えたらお風呂からあがろうねって湯船の中で練習をするんですけど、
いち、に、さん、し、ろく、はち、十って、せいぜい7つくらいの数字を数えるのが精一杯で、
何度練習しても一から十まで言えなくて、終いにはゆでだこのようになってしまうので、
いつも諦めてお風呂から出してもらってたんです。

そんな状態で小学校にあがったわけですから成績もまったく振るわず、
5段階評価で、走るのが速かったので体育だけはかろうじて3でしたけど、
それ以外はほとんど2で、授業中先生にあてられるのが怖くて、
いつもびくびくしながら先生と目を合わせないように下を向いて授業を受けてました。

転機

はそんな私を変えてくれた大きなきっかけがありました。

それは小学5年生の時の出来事なんです。
美術の時間に校庭に出て、学校の裏山を背景に校舎の絵を描いてた時に、
後ろから眺めてた先生が、

「浅井君の絵いいね~」

って私の肩に手を添えて凄くほめてくれ、
浅井君は荒削りだけどプロの素質を持ってるよって言ってくれて、
なんとその絵を立派な額に入れて校長室に飾ってくれたんです。

引っ込み思案で劣等性の塊のような私にとって、それは夢のような出来事でした。

今でもその時の喜びはまるで昨日のことのように、
脳裏にはっきりとその時の映像が思い浮かびます。

ひとつのきっかけから始まる物語

その出来事がきっかけで絵を描くのが大好きになり、
色々なことに少しづつ前向きに取り組めるようになり、
成績も徐々にあがっていき、友達とも明るく話ができるようになっていったんです。

社会人になって初めて営業所長という立場で部下を持つ身になったとき、
赴任地に赴くときに心に固く決めたことがひとつありました。

それは、

「きっかけがあればヒトは必ず成長できる。そのきっかけを部下に作ってあげるのが、管理職としての自分の一番大切な役目なんだ」

ということでした。

それは劣等感の塊のような引っ込み思案で落ちこぼれの自分でも、
先生のほめ言葉でこんなに変われたという、
自分の身に染み付いた体験がそう思わせたんだと思います。

そしてそのことはその後多くの部下と接する経験を通じ、
自分のマネジメントの大切な信念になっています。

自分と同じように、部下ひとりひとりに大切な人生がある。大切な家族がある。

落ちこぼれを見捨ててなるものか。その思いで部下と接していきたいと思っています。

まとめ

いかがでしたか。

会社は数字も大切ですが、その数字を作り上げるのは

やっぱり「人」です。

そんな人に人として接することがリーダーの最低限のマナーだと思います。

小さな行動から始めよう!

コメント欄にこの記事の感想とあなたがこの記事を読んで

どう行動しようと思ったのかを具体的に

書いてみてくださいね。

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